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旗竿地(はたざおち)の土地

旗の形をした土地🏁

いわゆる「旗竿地(はたざおち)」と言われます。

 

整形地に比べ、敬遠されがち。

整形地についてのコラムはコチラ>>>

 

確かに、使い勝手がいいわけではありません。

ただ、土地を探し始めると意外と出てくるこの旗竿地。

 

そういう時、皆さん口をそろえて言います。

「なぜこ んな形をしてるんですか?」

 

なぜ旗竿地(はたざおち)ができるのか?


それには理由があります。

 

例えば、こんな土地を売りたい人がいたとします。

 

▲あら綺麗な整形地

72坪の整形地を探している方であればこの土地を買えば問題ありません。

 

しかし、一般的に家で快適に生活するために目標としたい広さは3人家族で約30坪、4人家族で約38坪といわれています。

≪国土交通省「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」より≫

 

ということは、できればこの土地を2つに分けた方が一般的には売りやすくなります。

 

その上で分け方が2つあります。

 

1つ目。

単純に2つに分ける。

▲あれ?なんだか細長い!

そこで出てくる案2つ目がこちら。

多くの土地は、幅4m以上の道路に2m以上接していないと家を建てちゃいけないルールがあります。

逆を言えば、2m以上接していたら家を建ててOKですということ。

 

なので、大きい土地を2つに分けたい場合、こんな形の土地が以外と多いのです。

予算重視なら候補に


なんといっても、土地の値段は整形地に比べ、格段に安くなります。

また、道路に面していないため、プライバシーが確保されるというメリットがあります。

 

ただし、四方が家に囲まれている場合は、採光や風通しなどに工夫が必要になります。

また、幅によっては駐車しにくいデメリットがあります。

(2.5m以上は欲しいところ)

 

もう一つ。

確認しておいてほしいことは、電気、ガス、水道の引き込みがどうなっているかです。

配管を伸ばさなければいけないとなれば、数十万円費用がアップすることもあるので、事前に確認を。

 

では実例を挙げていきましょう。


まずは1階部分。

旗竿地の「竿」の部分を上手に生かし、大きめの玄関を。

南側にはウッドデッキを置き、旗竿地でありながら太陽の光を上手に取り入れています。

 

━━━━リビングは16帖のゆったりスペース。

次は2階へ


MBR(master bedroom)いわゆる主寝室8.5帖。

大きめの4帖ウォークインクローゼットも完備。

子ども部屋(BR)は使い勝手のいい6帖を2部屋。

 

▲バルコニーは主寝室経由。

気になる外観は?


どうしても、採光や風通しが悪くなりがちです。

しかし、設計力の高い建築会社を選ぶことで解消されることもあります。

 

今回は、南側から採光を確保することによって日当たり、風通し共に解消されました。

▲採光を上手に取り入れた洗練された家

 旗竿地は、あまり人気がない土地です。

しかし、土地の価格は安く、比較的競争率が低いのが特徴。

 

少し視野を広げて1度土地探しをするのも1つです。

 

▶ほぼ正方形の土地コラムはコチラ>>>

 

 

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