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一戸建てとマンションの資産価値について

以前、新築マンションと中古マンションの資産価値の違いをお伝えしました。

 

新築マンション?中古マンション?違いをカンタン解説コラム>>>

 

マンションの建物の法定耐用年数は47年に比べ、

 

一戸建て(木造)は22年です。

 

※法定耐用年数とは?

機械設備や建物などの固定資産の使用できる期間として、法的に定められた年数のこと。

国が「資産価値はこれくらいの期間でなくなる」と定めた期間を指します。

 

法定耐用年数を過ぎると、税務上の資産価値は下がっていきます。

 

あくまで税務上の設定ですので、住めなくなるわけではありません。

 

▲新築を100とすると緩やかに資産価値は下がっていく

 

建物の資産価値自体は、年数が経過するにつれ、下がっていきます。

 

つまり、将来、売却を考えた際、建物には値がつきにくくなります。

そもそも不動産とは?


  民法で規定する「不動産」は、土地および土地に定着している物をいう(86条1項)

 

つまり、資産価値は土地と建物に分かれます。

 

 

建物の資産価値は上記の通り、経年すれば、どうしても下がります。  

土地の資産価値は?


土地の資産価値は、公示地価※1や実勢価格※2を基準に算出されます。

 

※1公示地価とは?

国土交通省が毎年3月に公表するその年1月1日時点における全国の標準地の土地価格

 

※2実勢価格とは?

実際、そのあたりで家を売却する際、売主と買主との間で合意に達した金額が取引価格。

 

公示地価でみると、堺市においては0.4%地価が上昇しました。(令和2年度)

 

堺市北区では、地下鉄御堂筋線の始発駅であるなかもず駅周辺の需要が堅調です。

 

土地は、利便性、街の人口や環境によって変化します。

 

つまり、

 

❶利便性(駅近)

❷街の人口が変わらないor増える

❸再開発予定がある など

 

こういった場所を選べば、土地価格は下がりにくいといわれています。

 

固定資産税の評価も2つに分かれる!


この資産価値によって、毎年家を買うと必ず払う税金が固定資産税です。

 

資産価値が高ければ高いほど固定資産税も高いですし、資産価値が低ければ固定資産税は安くなります。

 

以下は、固定資産税納税通知書の一例です。

 

「土地」と「家屋(建物)」に分かれています。

 

土地と建物それぞれの価値から固定資産税が出されているのがわかります。

 

▲実際に送られてくる納税通知書の例。自治体によって様式が違う

まとめ


資産価値は建物と土地に分かれます。

 

土地は場所によって値崩れしにくいこともありますが、建物は年数が経過するにつれ、資産価値が下がります。

 

どれだけ建物にお金をかけたとしてもです。

 

もちろん、これは資産価値からの観点です。

 

戸建てのメリットも、もちろんあります。

 

注文・分譲・建売の違いをカンタン解説!コラム>>>

 

しっかりメリットとデメリットを知った上で、家を購入しましょう。

まずは整理してみませんか?


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文/草野 まり住宅専門ファイナンシャルプランナー。売る側ではない中立的な立場から家の購入をサポート。家の購入予算を年収から出すのではなく、それぞれの家族に合った無理のない適正予算で購入する方法で提案を行います。

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