2022年度の税制改正に向けて、議論が本格化している中で、焦点の1つになっているのが「住宅ローン減税」です。
そもそも住宅ローン減税とは??
住宅ローン減税は、10年以上のローンを組んで新築住宅購入した人などに対し、所得税や住民税を減税する制度です。
消費税アップやコロナの影響で一部特例はありましたが、
基本は4000万円の借り入れを上限に、年末の住宅ローン残高の1%にあたる金額を所得税や住民税など10年間減税するというものです。
簡単にいうと、最大で40万円×10年=400万円が減税されます。
この住宅ローン減税制度が期限を迎える!
この年末(2021年12月末)に住宅ローン減税制度の期限を迎えます。
そこで現在、この住宅ローン減税制度自体は延長を前提にしてはいるものの、見直しを検討しています。
見直しポイントは「減税率」と「年数」
まずは、住宅ローン残高に対して1%としている控除率が、引き下げられる方向です。
借入限度額4000万円なので、今(2021年度)は最大40万円/年の減税ですが、
仮に借入限度額が変わらない場合、2022年度の控除率が0.7%に引き下げられれば、最大28万円/年の減税となります。
※借入限度額が長期優良住宅・低炭素住宅が5000万円、ZEH水準省エネ住宅4500万円、省エネ基準適合住宅4000万円、その他の住宅3000万円の見直しとなりました。
その他の住宅の場合、最大21万円/年の減税となります。
年数は延長!?
今の制度では、基本的に10年でした。(特例で13年)
それを、13年に延長で現在調整しています。
仮に、2022年度の控除率が0.7%、13年だとすると、どれくらいの金額になるかみてみましょう。
※対象となる年末ローン残高の上限が今の4000万円と変わらない場合
年数 |
最大減税額 |
13年 | 28万円×13年=364万円 |
こどもみらい住宅支援事業も
他にも、18歳未満の子どもがいる子育て世帯か、夫婦いずれかが39歳以下(令和3年4月1日時点)の世帯を対象に、省エネ住宅購入に最大100万円補助するこどもみらい住宅支援事業も行う予定です。
教育費など支出が多い子育て世帯の購入負担を軽くし、住宅分野の脱炭素化を進めることを目的とした案です。
注意点としては、交付申請期限は令和4年10月末までですが、申請期限までに補助額以上の出来高が求められていますので、工事がスタートしている必要があります。
また、この制度の申請は、事業者が登録を行い、申請を行う必要があります。
住宅ローン減税いつ決まる!?
来年度の税制改正大綱が12月中旬に、取りまとめられました。
大筋は決まりましたが、減税される金額は、購入物件や、年収によってご家庭ごとに異なります。
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