住宅ローンを考えるときに気になるのが「どれくらい借りられるか」です。
しかし、銀行や住宅会社、不動産屋営業担当者に聞くと、ちょっと厄介です。
借りれる限度額を知られたくない方も多いはず。
知りたい方は、源泉徴収票があれば、おおよそ借りれる金額がわかります。
世帯年収1000万の場合、6000万くらいが借入可能額の目安です。
ただし、審査基準は金融機関ごとによって、異なるのでしっかり知りたい方は、住宅ローンの事前審査をオススメします。
住宅ローンは年収の他、年齢にも注意が必要
フラット35の借入要件をみると、完済時の年齢は80歳未満であることが条件です。
借入期間は基本的に最長で35年。
住宅ローン何歳までに終わらせたいか
基本的に借入期間は35年ですが、フラット35の借入要件をみると、15年以上で1年単位で返済期間を設定できます。
完済年齢を60歳とし、借入年齢別に住宅ローンの月返済額と総支払額をみていきましょう。
【借入条件】
借入額:6000万円
借入金利:1%
金利種類:固定金利/元利均等返済
※ボーナス払いなし
借入年齢 | 借入期間 |
月返済額 |
総支払額 |
25歳 | 35年 | 169,371円 | 71,135,774円 |
30歳 | 30年 | 192,983円 | 69,473,978円 |
35歳 |
25年 |
226,123円 | 67,836,887円 |
40歳 |
20年 |
275,936円 | 66,224,655円 |
借入期間が長ければ、月返済額は抑えられますが、総支払額は上がります。
逆に、借入期間が短かければ、月返済額の負担は増えますが、総支払額は下がります。
年収1000万世帯の住宅ローンの本音
毎月の住宅ローンの返済額は抑えたいが、老後に住宅ローンを残しておきたくないのが本音です。
実際に、住宅ローンを契約している方は、平均してどのくらいの借入期間となっているのかみてみましょう。
注文住宅(建築) | 32.1年 |
注文住宅(土地) | 33.8年 |
分譲戸建住宅 |
32.7年 |
分譲マンション |
31.5年 |
国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」より抜粋
では次に世帯主の平均年齢をみていきましょう。
注文住宅 | 39.1歳 |
分譲戸建住宅 | 36.8歳 |
分譲マンション | 39.4歳 |
国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」より抜粋
このデータから読み取ると、完済年齢はあまり考慮せず、借入期間はできるだけ長くし、月々の返済額を抑える傾向にあります。
年収1000万世帯の危険な住宅ローンの組み方
住宅予算は年収で算出してはいけません。
しかし、販売する側(住宅メーカーやマンション、不動産屋の営業担当者)は、年収から借りれる金額で家の提案を行うことが通常です。
だからこそ自分で完済年齢を意識し、ゴールを見据えることが大切です。
住宅ローンの完済の道筋をしっかりと立ててから進めば、リスク回避に繋がります。
借入期間を考慮するほか、頭金や繰上返済を活用する方法もあります。
今、返せる金額ではなく、将来的に返せる金額で住宅ローンを考えましょう。
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